第27回 おもしろその年まんが大賞

募集結果

1. 応募作品数・応募者数

  • ・応募総数:224点(224名)

  • ・一般部門:39点(39名)

  • ・ジュニア部門:185点(185名)

展示風景のイメージ

展示風景

2. 国・都道府県別応募作品数

  • 1. 広島県…181名

  • 2. 神奈川県…10名

  • 3. 東京都…6名

  • 4. 愛知県…4名

  • 5. 千葉県…3名

  • 6. 兵庫県…3名

  • 7. 福岡県…3名

  • 8.大阪府…2名

  • その他※…12名

※宮城県、山形県、茨城県、埼玉県、新潟県、岐阜県、静岡県、滋賀県、徳島県、高知県、佐賀県、熊本県

3. 年代別応募者数

  • ・~中学生…185名

  • ・15歳~19歳…0名

  • ・20歳~29歳…5名

  • ・30歳~39歳…1名

  • ・40歳~49歳…3名

  • ・50歳~59歳…10名

  • ・60歳~69歳…11名

  • ・70歳~79歳…6名

  • ・80歳以上…3名

結果、8歳から84歳までの224名からの応募があった。

4. テーマ別応募作品数

  • 1. 「大谷翔平」32点

  • 2. 「新紙幣」24点

  • 3. 「米不足」9点

  • 4. 「闇バイト」8点

  • 5. 「石破茂・石破内閣・石破総理」8点

  • 6. 「トランプ大統領」7点

  • 7. 「能登半島地震」6点

  • 8. 「物価高」5点

  • 9. 「103万円の壁」5点

※一般、ジュニア部門の計の上位9点を掲載した。
※一作品において、テーマが重複している場合もあるが、主たるテーマで計上している。

5. コマ数別応募作品数

  • ・1コマ…147点

  • ・2コマ…21点

  • ・3コマ…11点

  • ・4コマ…45点

入賞作品一覧

大賞

聞け世界の指導者!
不都合なこの数字


かとう のぶとし
加藤 延俊/山形県西村山郡

作者/審査コメント

大賞/聞け世界の指導者!不都合なこの数字

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部門 タイトル 作者 住所
優秀賞 一般部門
回文かるた

みつぼり たこどう
三堀 凧童

作者/審査コメント

東京都品川区
出撃特攻隊

こばやし なおたけ
小林 尚武

作者/審査コメント

茨城県つくば市
ジュニア部門
広島名物の危機

おかの じゅな
岡野 朱那

作者/審査コメント

広島県広島市
米不足

はなおか としあき
花岡 利昌

作者/審査コメント

広島県安芸郡
佳作 一般部門
闇バイト

こがわ ゆか
古川 佑香

作者/審査コメント

広島県三次市
交代したのはいいけれど…

やまだ みのる
山田 稔

作者/審査コメント

広島県安芸郡
ジュニア部門
PASPY→ICOCAに…⁉

はらだ さき
原田 紗希

作者/審査コメント

広島県広島市
第15回新紙幣授賞式

もんぜん きらら
門前 綺良々

作者/審査コメント

広島県東広島市
審査員特別賞 一般部門
見晴台

にしわき こうじ
西脇 幸司

作者/審査コメント

愛知県一宮市
ジュニア部門
インバウン丼

みやうち さほ
宮内 咲穂

作者/審査コメント

広島県東広島市
作者コメント

世界には、広島・長崎の数千倍の核兵器が存在します。保有国はわずか9ヶ国。なんとかならないもんでしょうか?

審査員の講評

日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)がノーベル賞を受賞した一方で、世界で保有されている多数の核兵器、そのほとんどを国連の主要国が保有しているという現実を感じることのできる作品です。この作品は組み立て方が巧妙で、画力レベルと表現力も安心感を覚えるほどです。特に似顔絵が非常に良く描かれています。また、高い画力によって伝わるメッセージ性や、数字の配色のバランスの良さが際立つインパクトのある作品で、内容と言葉選びも併せて審査員全員が高く評価しました。

作者コメント

風邪で寝ていてつまらないので回文を作り始めました。マンガにすれば面白いかなと試みました。

審査員の講評

言葉遊びを取り入れた作品ですが、これまでの応募作品にはなかった回文を用いていて着眼点も見事です。内容もタイムリーで、誇張した似顔絵がより作品の質を高めているように感じます。

作者コメント

近年の戦争では、ドローンが大活躍しています。こんな出撃式でもしているのでしょう。

審査員の講評

「こんなふうにならないように」というメッセージが込められている作品です。最新兵器として利用されるドローンで現代を、ドローンを見送る女性の衣装によって昭和を表現し、違う時代を一つの画面の中で見事に調和させています。

作者コメント

値上がりが続いてしまったらどうなるかを想像して描きました。

審査員の講評

広島県民にとって欠かせないお好み焼き。「キャベツの高騰でどうなってしまうのか?」という広島ならではの切実な思いを4コマで上手にまとめている作品です。最後のコマの「¥1000お好み焼き」を「一銭洋食」と重ねると、もっと味わい深い作品になるかもしれません。

作者コメント

米を作っている人が利益を得られないことでやめようと思っていたが、米不足で米の値段が上がったことで作るのをやめなくてよかった、と言ったことを表現しました。

審査員の講評

分かりやすくインパクトのある作品です。セリフがヒット曲のタイトルになっている点も面白いです。涙を流して喜んでいる農家の方にエールを送りたくなると同時に、お米の流通と消費の未来を考えさせられる作品です。

作者コメント

ちまたで話題の闇バイト。よくよく考えるときび団子一つで危険な鬼退治に連れていくなんて、わりに合わないよなと思って題材にしました。

審査員の講評

誰もが知っている昔話の登場人物を使ったブラックユーモアに満ちた作品です。また「レジェンド職人」などの今どきの言葉を使うところにもセンスを感じます。犬・猿・キジだけではなく、いかにも悪そうな桃太郎の後ろに、犯罪に加担することを嫌がるおじいさんとおばあさんを配置している点も面白い作品です。

作者コメント

闇バイト(強盗・詐欺)、裏金など、事件はお金がらみばっかり。新札の3人はどう思うのか…。

審査員の講評

20年ぶりに新紙幣が発行されました。せっかく新しくなったのに「こんなこと(裏金)に使われたくない」という、ストレートで分かりやすい構成になっています。出来事の明暗が際立っていて非常に面白い作品です。

作者コメント

アストラムラインでいつもどおりPASPYを使おうとしたところ使えず、ICOCAを作ろうとするお話です。主人公の気持ちを、線の色、背景などにも反映させ、分かりやすくしました。

審査員の講評

広島で主に利用されていた交通系ICカード「PASPY」がアストラムラインで使えなくなったため、今後は「ICOCA」を使うことにしようという広島ならではの作品です。色鉛筆で背景や濃淡、文字が丁寧にぬり分けられていて、主人公の感情の変遷がわかりやすく表現されています。

作者コメント

新紙幣になった人物が新紙幣の人物の授賞式で受賞したとたとえて書きました。伊能忠敬や坂本龍馬はお札になってほしい人物ランキングの上位にいた人たちです。

審査員の講評

もしかしたら伊能忠敬や坂本龍馬が新紙幣に採用されていたかも。セリフも含め、いい意味で子どもらしさの感じられる素直な作品です。次はこの二人が新紙幣になるといいですね。

作者コメント

コンビニの上に見える富士山を撮影する観光客のために商売をする商魂たくましい日本人を表現しました。

審査員の講評

マナーを守らない観光客と、その観光客から収益を上げようとする人々。背景に使われている寒色と人物に使われている暖色が、絶妙なコントラストになっています。社会問題になった出来事をユーモラスに表現した作品です。

作者コメント

日本が外国人でいっぱいになる「インバウンド」と、その影響で値段が上がった海鮮丼のことを言う「インバウン丼」をまんがにしました。

審査員の講評

外国人観光客をターゲットにした高額設定の丼料理。それを外国人観光客は円安の影響で平気で食べているという社会現象を、どんぶりに観光客を盛り込むという形で描いた作品です。言葉選びが非常に効果的かつ、まとまった絵柄でシンプルに描かれている作品です。

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