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中国新聞「子どもたちへ本の招待状」
(2025年5月)に掲載された本の紹介

カテゴリー:こども図書館
記事分類:お知らせ公開日:2025年6月 5日

こども図書館職員が中国新聞「子どもたちへ本の招待状」(2025年5月)で紹介した本です。
本選びの参考にいかがですか?

2025年5月11日掲載(対象:中学生から)

『イワンのばか』
レフ・トルストイ 作 金子 幸彦 訳(岩波書店)

昔、ある国に3人の兄弟がいました。ある時、欲深い2人が父の財産をねだると、もう1人の兄弟である働き者のイワンは、これをとがめることなく快諾します。それを知った悪魔の親方は、兄弟がいがみ合うよう小悪魔に3人を貧乏にするよう命令します。しかし、イワンは小悪魔が畑を固くしても、草刈りの邪魔をしても休まず働き続け、兄弟たちを助けます。そこで、悪魔の親方は自ら3人を貧乏にしようとしますが...。この「イワンのばか」を含む11話の物語が収録されています。つつましく生きるイワンたちから、温かい優しさを感じる一冊です。

2025年5月25日掲載(対象:小学校低学年から)

『すいぞくかんのおいしゃさん』
大塚 美加 ぶん 齋藤 槙 え(福音館書店)

水族館には、たくさんの生き物が暮らしています。病気になってしまったときは、いったいどのように治しているのでしょうか。

ある日、水槽の底にいるマダラエイがぐったりとしていました。すると水族館のお医者さんがエイに注射をするために水の中に潜ります。お医者さんはジンベエザメがおなかを壊していないか、うんちを集めて中身を調べることもあります。タツノオトシゴやカメ、イルカなどのけがや病気も見つけ出しました。

水族館の生き物たちが元気に過ごせるように、お医者さんが生き物を見守り治療する姿を描いた科学絵本です。