浅野氏入城400年記念事業平成29年度歴史講座「江戸時代の広島~浅野家と広島藩~」後期第1回「広島城下絵屏風の337人と18匹」が11月11日に開催されました。
その概要を簡単にご紹介したいと思います。
後期第1回 「広島城下絵屏風の337人と18匹」
講師:広島城学芸員 前野 やよいさん
◆レプリカの展示風景
◆『広島城下絵屏風』 (広島城所蔵/提供)
※クリックすると拡大表示されます。
今回の講座は、「広島城下絵屏風」に描かれた「ひと」と「動物」に焦点を当て、描き出されている337人と18匹の姿を追いながら、繫栄する城下町広島の様子を読み解く形で話をされました。
①刀を差すひとびと
(刀を差していても、侍か、その従者か、脇差を持つことができた町人なのかの判別は難しい)
②作るひとびと・商うひとびと~職人・商人
城下町を支えるさまざまな職人・商人が描かれている。
③動物たちを見てみよう
終わりに、「「広島城下絵屏風」は、江戸時代後期の広島城下で暮らしていたひとびとの息遣いが感じられる数少ない資料です。描かれた337人にも、それぞれの生活があったでしょう。今の私たちの生活が、江戸時代から続いてきた歴史の上に連綿と築かれていることに思いをはせていただきたい」と話された。
(※広島市立図書館に所蔵がないものを含みます。)