令和3年10月1日(金)~11月28日(日)に自由閲覧室Bで、認知症の方の感じ方・見え方にふれるような小説や、介護者の心理を感じる小説を、大学生がポップをつけて紹介しました。
令和3年10月26日(火)に、広島都市学園大学教授の谷川良博氏(健康科学部リハビリテーション学科作業療法学専攻・作業療法士)を講師に迎え、認知症の方の体験されている世界についてお話しいただきました。認知症により見え方や感じ方が変わっても、できることがたくさんあることが分かりました。
参加者のアンケートにも「認知症の症状についての話は聞く機会が多かったが今回の内面世界についての話は初めてであり、大変興味深く勉強させていただきました」「認知症の人の内面の世界について知る本を紹介いただき、読んでみようと思いました」といった声が寄せられ、大変好評でした。
棒体操(新聞紙を棒状に丸めてテープで固定し、落下させて受け取る、回転させるなどの運動)も行いました。
講座会場の後方に講座の中で紹介された本を準備し、講座の前や休憩中に本を手にとって見ていただきました。借りて帰られる方もありました。
令和3年10月23日(土)と11月7日(日)に「認知症ブックカフェ」を開催しました。
前半は、職員による絵本の読み聞かせと、講師による絵本の中に描かれた認知症の解説を行いました。続いて学生たちがブックトークを行い、『戦後新聞広告図鑑 戦後が見える、昭和が見える』(町田 忍/著 東海教育研究所 2015年)、『ほんとうの花を見せにきた』(桜庭 一樹/著 文藝春秋 2014年)などの本を紹介しました。
後半では、写真や本を見ながら、参加者の方の思い出を大学生にお話しいただきました。
アンケートには「本の紹介や読み聞かせがありとても参考になりました。若い方との交流はとても楽しく勉強になりました。」「自分自身がよみがえった。」といった声が寄せられました。