活字離れが進む中、じっくりと一冊の書物と向き合う時間を持つことも難しくなりました。書物に親しみ、文学の魅力に触れ、改めて文字やことばの持つ"ちから"、読書の醍醐味を思い起こしてみませんか。
【第1回】杜甫の詩と人生
中国では詩聖(詩の世界における聖人) と仰がれる杜甫(712―770)は、最盛期の唐王朝が、安史の乱により瓦解してゆく大混乱期に、社会の片隅で、時代の波に翻弄されながらも、その生の軌 跡を斬新な言葉で表現し続けた詩人です。今も私たちの感性を揺り動かしてやまない彼の詩を味読しながら、その背後にある波乱に満ちた人生にも思いを馳せて みましょう。
【第2回】オスカー・ワイルドの喜劇を読む
オスカー・ワイルド(1854-1900) は、アイルランドに生まれ、イギリスで活躍した作家です。最初に詩人として才能を発揮し、小説や戯曲も書いています。「芸術のための芸術」を標榜しつつ、 社会を鋭く批判しました。彼の喜劇『理想の夫』(An Ideal Husband)を読みながら、常識を覆す言葉、機知とユーモアに富んだ言葉の意味を考えてみましょう。
チラシをご覧になることができます [PDF:452KB]
第1回 平成27年11月5日(木) 10:00~11:30
第2回 平成27年11月6日(金) 10:00~11:30
南区民文化センター 3階 大会議室A
第1回 柳川 順子 氏 (県立広島大学人間文化学部国際文化学科教授)
第2回 天野 みゆき 氏 (県立広島大学人間文化学部国際文化学科教授)
各回50名(要申込・先着順)
高校生以上
南区図書館へ来館か電話でお申し込みください。10月1日(木)午前9時から受付開始
広島市立南区図書館
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〒732-0816
広島市南区比治山本町16-27
TEL 082-251-1080